「これからは、大人世代のお客様をもっと大切にしていきたい」
「40代・50代・60代のお客様に、これからも長く通っていただける美容室にしたい」
そう考えていても、
「大人世代向けの美容室って、具体的に何をすればいいんだろう?」
と迷うこともあるのではないでしょうか。
もちろん、それも一つの方法です。
しかし、私たちが考える「大人世代向け美容室」は、エイジングケアができる美容室というだけではありません。
年齢とともに髪や頭皮が変化しても、
「髪のことなら、これからもここで相談したい」
と思っていただける美容室であること。
今回は、「大人世代向け美容室とは、どんな美容室なのか?」という考え方から、カウンセリング、白髪、頭皮ケア、トリートメント、ホームケア、ウィッグなど、実際にサロンで取り入れられる提案まで、理美容ディーラーの視点から考えていきます。

大人世代の美容室=エイジングケアではありません。
年齢による変化をすべて「元に戻すもの」「隠すもの」と考えるのではなく、変化した今の自分に合った提案をすること。若い頃の状態へ戻すことだけをゴールにせず、年齢とともに髪が変化しても、
「今の自分もいいな」
と思える選択肢を、お客様と一緒に見つけていきます。
「エイジング」「薄毛」「老化」といった言葉は、美容室側からは提案しにくく、お客様側からも相談しにくいものです。
だからこそ、頭皮ケア、白髪、髪質の変化、ボリューム、毎日のお手入れなど、お客様が話しやすいところから会話を始めることが大切です。
悩みをこちらから指摘するのではなく、お客様自身が変化に気づき、相談できるきっかけをつくっていきます。
40代、50代、60代……と年齢を重ねれば、髪の悩みも少しずつ変わっていきます。
そのたびに別の場所を探すのではなく、
「髪のことなら、まずここで相談してみよう」
と思っていただける美容室になる。
そのために、カット、カラー、トリートメント、頭皮ケア、ホームケア、そして必要であればウィッグまで、お客様の変化に合わせて提案できる選択肢を少しずつ増やしていきます。
大人世代向け美容室だからといって、カットやカラー、パーマなど、まったく特別なことをするわけではありません。
大きな違いは、年齢とともに変化する髪や頭皮を前提に、お客様の「今」に合わせて提案を考えることです。
| 一般的な美容室 | 大人世代向け美容室 | |
|---|---|---|
| カウンセリング | 希望の髪型やカラーを聞く | 髪・頭皮・お手入れの変化にも目を向ける |
| 白髪 | 染める | 染める・ぼかす・活かすなどから考える |
| 髪質の変化 | 悩みに合わせて施術する | 今の髪質に合った付き合い方まで一緒に考える |
| ボリューム | カット・パーマなどで対応 | カット・パーマ・スタイリング・ウィッグなど選択肢を持つ |
| 頭皮 | 必要に応じてケアする | 将来の髪も考え、日常的に相談できる入口をつくる |
| ゴール | 希望のヘアスタイルをつくる | 「今の自分もいいな」と思えるスタイルや方法を一緒に見つける |
※スマートフォンでは横にスクロールしてご覧いただけます。
つまり、「大人世代専用の特別な技術があるかどうか」が違いではありません。
同じカットやカラーでも、「今のこの方には、どんなスタイルや方法が合うだろう?」と考えること。年齢による変化を否定するのではなく、その変化も含めて、お客様に合った選択肢を提案できること。
それが、大人世代向け美容室だと私たちは考えています。

大人世代向け美容室だからといって、すべてのメニューを一度に変える必要はありません。
まずは、今のお客様を見ながら、「最近、どんな変化について相談されることが増えたか?」を考えてみましょう。
白髪、うねり、パサつき、ボリューム、頭皮、毎日のお手入れなど。
その変化に対して、カット・カラー・パーマ・トリートメント・頭皮ケア・ホームケア・ウィッグなど、いくつかの選択肢を持つことが大切です。
最初に取り組みやすいのが、メニューを増やすことではなく、「聞き方」を変えることです。
「今日はどうしますか?」だけでなく、
「最近、髪質が変わったと感じることはありますか?」
「以前と比べて、お手入れしにくくなったところはありませんか?」
など、髪や頭皮の変化について話せるきっかけをつくります。
お客様から髪や頭皮の変化について話してもらうには、美容師から声をかけるだけでなく、相談しやすい環境をつくることも大切です。
たとえば、
カウンセリングシートを用意する
セット面に頭皮ケアやホームケアのPOPを置く
実際に商品を見たり試したりできる場所をつくる
といった方法があります。
お客様が、
「これ、ちょっと気になっていた」
と自然に話せるきっかけを増やしていきます。
大人世代のお客様への提案は、悩みをこちらから指摘するのではなく、お客様自身が気づき、話せる環境をつくることから始めることもできます。
いきなり「エイジングケア」「薄毛ケア」と提案するのではなく、頭皮ケアなら比較的自然に話を始められます。
頭皮の乾燥、ベタつき、かゆみ、トップのボリュームなど、お客様自身が感じている変化から相談につなげます。
ヘッドスパやスカルプケア、頭皮用シャンプーなども、相談の入口として活用できます。
大人世代向け美容室だからといって、すべてのメニューを一度に変える必要はありません。まずは今のお客様を見ながら、「最近、どんな変化について相談されることが増えたか」を考えてみましょう。そのうえで、サロンに足りない選択肢を少しずつ増やしていきます。

大人世代=白髪染め、と決めないことも大切です。しっかり染める、明るく染める、ぼかす、活かすなど、白髪との付き合い方そのものを選べるようにする。「白髪をなくす」だけではなく、「今の髪だから楽しめるカラー」という提案に広げます

白髪やトップのボリュームが気になったとき、カラーやパーマだけが選択肢ではありません。
部分ウィッグなどを取り入れることで、
といった希望にも応えられます。

年齢とともに、
などが気になり始める方もいます。
トリートメント、髪質改善、ストレートなどを、単なるダメージケアとして考えるだけでなく、
「今の髪を毎日扱いやすくするには?」
という視点から提案していきます。

美容室で仕上がったときだけきれいなのではなく、次回来店までお客様自身が扱いやすいことも大切です。
シャンプー・トリートメントだけでなく、ドライヤー、シャンプーブラシ、スタイリング方法なども含めて、
「家ではどうすればいい?」
まで相談できる美容室にしていきます。
全部を取り入れる必要はありません。
大切なのは、「大人世代向けメニューを増やすこと」ではなく、今のお客様の変化に対して、自分たちのサロンから何を提案できるかを考えること。
カウンセリングから始めてもいい。
頭皮ケアから始めてもいい。
カラーの提案を見直してもいい。
一つずつ「相談できること」を増やしていくことが、大人世代のお客様とこれからも長く付き合っていけるサロンづくりにつながります。
大人世代向け美容室とは、エイジングケアだけを行う美容室ではありません。
年齢とともに変化する髪や頭皮を否定するのではなく、「今の自分もいいな」と思える選択肢を、お客様と一緒に見つけていく美容室だと私たちは考えています。
最初から特別なメニューをたくさん増やす必要はありません。
白髪、髪質、ボリューム、頭皮など、今のお客様が感じている変化に目を向けることから始めてみましょう。
頭皮ケアやトリートメントなど、お客様が相談しやすい入口をつくることも一つの方法です。
「年齢」や「老化」を美容室側から指摘するのではなく、
「最近、髪や頭皮で気になることはありませんか?」
など、お客様自身が感じている変化から会話を始めることが大切です。悩みを決めつけず、相談できるきっかけをつくりましょう。
大人世代向け美容室というと、エイジングケアや髪質改善、ヘッドスパなど、新しいメニューを導入することを考えがちです。
しかし、大切なのは「何を導入するか」だけではありません。
白髪なら、染める・ぼかす・活かす。
髪質が変わったなら、今の髪を扱いやすくする方法を考える。
頭皮が気になり始めたら、頭皮ケアやホームケアについて一緒に考える。
そして必要であれば、ウィッグという選択肢もある。
若い頃の状態へ戻すことだけをゴールにせず、お客様が年齢を重ねても、
「今の自分もいいな」
と思えるお手伝いをする。
そのために、一つずつ「相談できること」と「提案できる選択肢」を増やしていく。
そして、
「髪のことなら、これからもここで相談したい」
と思っていただける美容室になること。
それが、私たちが考える「大人世代向け美容室」です。
すべてを一度に変える必要はありません。
まずは、今通ってくださっているお客様の変化に目を向けることから、大人世代に選ばれるサロンづくりを始めてみてはいかがでしょうか。
当社では、名古屋市・東海市・大府市・知多市・常滑市・半田市など、愛知県・知多半島エリアを中心に、理容室・美容室様のメニューづくりや技術・商品提案、店販、サロンの付加価値アップをサポートしています。
「何を導入するか」だけではなく、「お客様にどう気づいていただき、どう提案につなげるか」まで。
サロン様の客層や既存メニューに合わせて、無理なく取り入れられる大人世代への提案づくりをご一緒に考えます。
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